ConoHaでサーバーを探していると、「ConoHa WING」と「ConoHa VPS」が出てきて、何が違うのか迷う人も多いのではないでしょうか。
どちらもWebサイトやWordPressを動かせますが、実は同じ種類のサービスではありません。
WordPressブログや一般的なホームページを運営したいならConoHa WING、OSやアプリケーションを自由に設定してサーバーそのものを構築したいならConoHa VPSという考え方が基本です。
この記事では、料金だけでなく、WordPressの始めやすさ、管理の難しさ、自由度、バックアップ、セキュリティまで比較します。
「安い方」ではなく、自分の目的に合っている方を選べるようになることを目標に解説します。
- ConoHa WINGとConoHa VPSの根本的な違い
- WordPress運営ならどちらを選ぶべきか
- WINGとVPSの料金や管理方法の違い
- ConoHa VPSを選ぶべき人と選ばない方がよい人
- 自分の目的に合ったConoHaサービスの選び方
- ConoHa WINGとVPSは目的がまったく違う
- ConoHa WINGとVPSの違いを比較
- ConoHa WINGとは?WordPress運営を簡単にするレンタルサーバー
- ConoHa VPSとは?自由にサーバーを構築できるサービス
- ConoHa WINGとVPSの料金を比較
- バックアップとセキュリティにも大きな違いがある
- WordPressならConoHa WINGとVPSのどっちがいい?
- ConoHa WINGとVPSは「初心者・上級者」だけで決めない
- 法人利用でも用途によって選び方が変わる
- ConoHa WINGとVPSで迷ったときの3つの判断基準
- ConoHa WINGとVPSのメリット・デメリット
- よくある質問
- まとめ|WordPressならWING、自由なサーバー構築ならVPS
ConoHa WINGとVPSは目的がまったく違う
最初に答えをまとめると、WordPressブログや一般的なWebサイトを運営したい初心者ならConoHa WINGが現実的です。
ConoHa VPSは、OSやアプリケーションを選択したり、root権限でサーバーを設定したりできる自由度の高いサービスです。
そのため、開発環境、Docker、独自アプリケーションなどを動かしたい人にはVPSが向いています。
「VPSの方が高性能だから選ぶ」のではなく、自分でサーバーを管理する必要があるかどうかで判断するのがポイントです。
ConoHa WINGとVPSの違いを比較

| 比較項目 | ConoHa WING | ConoHa VPS |
|---|---|---|
| サービス | 共用レンタルサーバー | VPS・仮想専用サーバー |
| 主な用途 | WordPress・ブログ・ホームページ | 開発・自由なサーバー構築 |
| 初心者向け | 向いている | サーバー知識が必要 |
| WordPress | かんたんセットアップあり | テンプレート利用可能 |
| OS選択 | 基本的に不要 | 複数OSから選択可能 |
| root権限 | なし | あり |
| SSH | 利用可能だが一部制限あり | rootで利用可能 |
| サーバー管理 | ConoHa側の管理範囲が大きい | 利用者側の管理範囲が大きい |
| 自動バックアップ | 過去14日間分を自動取得 | 有料オプション |
| 自由度 | 低~中 | 高い |
| 向いている人 | ブログ初心者・サイト運営者 | 開発者・サーバー経験者 |
重要なのは、ConoHa VPSがConoHa WINGの上位版ではないことです。
用途そのものが異なります。
ConoHa WINGとは?WordPress運営を簡単にするレンタルサーバー
WordPressブログやホームページ運営向け
ConoHa WINGは、ブログやホームページを公開するために必要な環境があらかじめ用意されたレンタルサーバーです。
公式でもConoHa WINGを「ブログやホームページ作成に最適なレンタルサーバー」として案内しています。
サーバーのOSを一から構築したり、Webサーバーやデータベースを自分でインストールしたりする必要がありません。
そのため、
「WordPressブログを作りたい」
「会社や店舗のホームページを公開したい」
という目的なら、VPSよりWINGの方が余計な作業を減らせます。
WordPressかんたんセットアップが使える
ConoHa WINGの大きな特徴が、WordPressかんたんセットアップです。
WINGパック申込時に利用すると、サーバー契約だけでなく、
- 独自ドメインの取得・設定
- WordPressのインストール
- WordPressテーマの追加
- SSL設定
- クイックテンプレート設定
などを一連の流れで進められます。
WordPress初心者にとって難しいのは、WordPressそのものより「サーバー・ドメイン・SSLをどうつなげるか」です。
ConoHa WINGでは、この部分を大幅に簡略化できます。
WordPressを始めることが目的なら、この管理負担の少なさがVPSとの大きな差になります。
確認した公式情報:ConoHa WING公式サポート「WordPressかんたんセットアップ」
レンタルサーバー同士で比較して決めたい場合は、
ConoHa WINGとエックスサーバー比較
も確認してください。
ConoHa VPSとは?自由にサーバーを構築できるサービス
OSやアプリケーションを自由に選べる
ConoHa VPSは、仮想的に独立したサーバー環境を利用できるVPSです。
ConoHa公式ではUbuntu、Debian、AlmaLinux、Rocky Linux、Arch Linuxなど、複数のOSテンプレートが用意されています。
さらに、
- Docker
- Django
- GitLab
- Ruby on Rails
- LAMP
- WordPress KUSANAGI
などのアプリケーションテンプレートも用意されています。
ConoHaが用意したテンプレート以外に、ISOイメージを使って自分でOSをインストールすることも可能です。
つまり、用意されたWebサイト環境を使うWINGに対し、自分が必要とするサーバー環境を作れるのがVPSです。
root権限を使ってサーバーを管理できる
VPSではrootユーザーを使ってサーバーにSSH接続できます。
rootとは、サーバー内の設定を幅広く変更できる管理者権限です。
ConoHa VPSではサーバー作成時にrootパスワードを設定し、SSHクライアントからサーバーに接続できます。公開鍵認証にも対応しています。
そのため、
- ソフトウェアを追加する
- サーバー設定を書き換える
- ポートを変更する
- 独自アプリケーションを動かす
- Docker環境を構築する
といった使い方ができます。
一方、ConoHa WINGでもSSH接続自体は可能ですが、公式サポートでは共用サーバーのため利用できる機能に一部制限があると案内されています。
「SSHが使えるか」だけではなく、サーバー全体を自由に管理する必要があるかで判断してください。
ConoHa WINGとVPSの料金を比較
WINGとVPSは同じスペック表だけで比べない
ConoHa WINGとVPSではサーバーの仕組みが違うため、CPUやメモリの数字だけを横並びにして「こちらの方がお得」と判断するのはおすすめできません。
ConoHa WINGの通常料金ベーシックは、公式料金ページで2.5円/時・1か月最大1,452円と案内されています。
ベーシックではSSD 500GB、メモリ8GB、vCPU 6コアと表示されていますが、公式ではメモリ・vCPUについて、共用サーバーの利用状況によって変動する上限値であることも案内しています。
一方、ConoHa VPSの時間課金では、公式料金ページで次のように掲載されています。
| VPSプラン例 | 月額上限 | CPU | SSD |
|---|---|---|---|
| 512MB | 751円 | 1コア | 30GB |
| 1GB | 1,065円 | 2コア | 100GB |
| 2GB | 2,033円 | 3コア | 100GB |
※料金改定・キャンペーン等により変更される可能性があります。
ここで「VPSの1GBならWINGより安い」とだけ判断するのは危険です。
WINGの料金には、WordPress運用を簡単にする機能やバックアップなども含まれています。
VPSでは必要な環境を自分で構築・管理する必要があります。
月額料金ではなく、「サイトを公開・維持するために必要な作業まで含めて比較する」ことが重要です。
確認した公式情報:ConoHa WING公式「料金」
確認した公式情報:ConoHa VPS公式「料金・スペック」
ConoHa WINGの契約期間やプランを詳しく比較したい方は、
ConoHa WING料金プランの選び方
を確認してください。
バックアップとセキュリティにも大きな違いがある
WINGは過去14日間分を自動バックアップ
ConoHa WINGでは、過去14日間分のバックアップを自動で取得しています。
Webデータだけでなく、メールやデータベースについてもバックアップからリストアできます。
また、WAF、無料独自SSL、IPアクセス制限など、Webサイト運営向けのセキュリティ機能も用意されています。
WordPress初心者の場合、自分でバックアップの仕組みを一から用意しなくてもよいことは大きなメリットです。
VPSはバックアップやSSLも自分で考える必要がある
ConoHa VPSにも自動バックアップがありますが、有料オプションです。
VPS 3.0では1日1回バックアップを取得し、14~30世代を保存できます。
また、一時的な設定変更に備えるスナップショット機能も用意されています。
ただし、VPSではサーバーそのものを自分で管理するため、
- OSアップデート
- SSH設定
- ユーザー管理
- 接続ポート
- SSL
- アプリケーション
- バックアップ
などを自分で考える必要があります。
ConoHa VPS公式FAQでも、SSL証明書を利用する場合は、証明書の申し込みやVPSへの設定を利用者自身で行う必要があると案内されています。
VPSの自由度が高いということは、管理する範囲も広いということです。
WordPressならConoHa WINGとVPSのどっちがいい?
初めてWordPressを作るならWINGが向いている
WordPressブログや一般的なWebサイトを作るだけなら、基本的にはConoHa WINGから検討すればよいでしょう。
特に、
- 初めてWordPressを使う
- サーバーのコマンド操作が分からない
- ブログやアフィリエイトサイトを作りたい
- 店舗や会社のホームページを作りたい
- サーバー管理より記事やサイト制作に時間を使いたい
という人はWING向きです。
WINGならWordPressかんたんセットアップを利用でき、SSLや自動バックアップなども用意されています。
サーバーを使うことではなく、Webサイトを運営することが目的ならWINGを選ぶ方が分かりやすいでしょう。
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VPSはサーバーそのものを使いたい人向け
ConoHa VPSが向いているのは、
- Linuxを操作したい
- root権限が必要
- Dockerを使いたい
- Webアプリケーションを開発したい
- 独自のサーバー構成を作りたい
- WordPress以外のアプリも動かしたい
- OSやミドルウェアを自分で管理できる
といった人です。
VPSにはWordPress用テンプレートも用意されています。
したがって「VPSではWordPressが使えない」という意味ではありません。
ただし、WordPressが使えることと、初心者にとって管理しやすいことは別問題です。
WordPressだけを目的に、自由度を使わないままVPSを契約すると、管理作業だけが増える可能性があります。
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ConoHa WINGとVPSは「初心者・上級者」だけで決めない

よく「WINGは初心者、VPSは上級者」と説明されますが、それだけでは判断が不十分です。
重要なのは何を動かしたいかです。
| やりたいこと | おすすめ |
|---|---|
| WordPressブログ | ConoHa WING |
| アフィリエイトサイト | ConoHa WING |
| 店舗ホームページ | ConoHa WING |
| 一般的な企業サイト | ConoHa WINGを中心に検討 |
| Docker環境 | ConoHa VPS |
| Djangoなどの開発環境 | ConoHa VPS |
| 独自アプリケーション | ConoHa VPS |
| Linuxサーバーの学習 | ConoHa VPS |
| root権限が必要 | ConoHa VPS |
| WordPress+自由なサーバー構築 | 知識があればConoHa VPS |
サーバー経験者でも、WordPressブログしか運営しないならWINGを選ぶ意味があります。
逆に初心者でも、サーバー構築そのものを勉強することが目的ならVPSを選ぶ理由があります。
経験年数ではなく「目的×必要な管理権限」で決めるのが失敗しにくい選び方です。
法人利用でも用途によって選び方が変わる
企業サイトだから必ずVPSが必要というわけではありません。
会社案内、採用サイト、オウンドメディアなど、一般的なWordPressサイトであれば、サーバー管理の負担を減らせるレンタルサーバーの方が運用しやすい場合があります。
一方、
- 独自Webサービス
- 業務用アプリケーション
- 特殊なミドルウェア
- 独自サーバー構成
などが必要ならVPSが候補になります。
法人では「自由度」だけではなく、誰がサーバーを管理するのかも重要です。
専門担当者がいないのにVPSを選ぶと、障害対応やセキュリティ更新まで社内で抱えることになります。
法人用途でレンタルサーバーを比較する場合は、
法人向けレンタルサーバーの選び方
も確認してください。
ConoHa WINGとVPSで迷ったときの3つの判断基準

1.WordPressだけならWINGから考える
最も簡単な判断方法です。
WordPressブログやホームページが目的で、特殊なサーバー構成が不要ならWINGを第一候補にします。
WordPressを動かすだけのためにVPSを選び、OSやSSL、セキュリティなどの管理項目を増やす必要はありません。
2.root権限が必要ならVPS
利用予定のアプリケーションについて、
「root権限が必要」
「特定のパッケージをインストールする必要がある」
「OS設定を変更する必要がある」
という条件があるならVPSを検討します。
ここがWINGとVPSを分ける大きな境界です。
3.サーバー管理に時間を使えるか考える
VPSは自由ですが、その自由度を維持するために管理作業が必要です。
WordPressブログで収益化したい人なら、サーバー構築に何時間も使うより、記事制作やサイト改善に時間を使った方がよい場合があります。
一方、Web開発やインフラ構築そのものが目的なら、その管理作業がVPSを使う価値になります。
月額料金だけでなく「自分の時間」までコストとして考えることが重要です。
ConoHa WINGとVPSのメリット・デメリット
| サービス | メリット | デメリット |
|---|---|---|
| ConoHa WING | WordPressを始めやすい、SSLやバックアップが用意されている、管理負担が少ない | VPSほど自由にサーバー環境を変更できない |
| ConoHa VPS | root権限、OS選択、アプリ導入など自由度が高い | OS・セキュリティ・バックアップなど管理項目が増える |
どちらが優れているという比較ではありません。
WINGは「管理を任せてWebサイトを運営するサービス」、VPSは「自分でサーバー環境を作るサービス」と考えると分かりやすくなります。
よくある質問
ConoHa VPSでもWordPressは使えますか?
使えます。
ConoHa VPSにはWordPress KUSANAGIなどのアプリケーションテンプレートが用意されています。
ただし、ConoHa WINGのWordPressかんたんセットアップとは管理範囲が異なります。
WordPressブログを始めることだけが目的なら、サーバー管理の負担が少ないWINGから検討する方が分かりやすいでしょう。
ConoHa VPSの方がWINGより高性能ですか?
単純に「VPSの方が高性能」とは判断できません。
WINGとVPSではサーバーの仕組みやリソースの考え方、管理方法が異なるためです。
VPSのメリットは単なる性能ではなく、割り当てられた環境を自分で管理できる自由度にあります。
WordPressの表示速度だけを目的にVPSを選ぶ必要はありません。
ConoHa WINGではSSHを使えませんか?
ConoHa WINGでもSSHアカウントを作成して接続できます。
ただし、公式サポートでは共用サーバーのため利用可能な機能に一部制限があると案内されています。
root権限などサーバー全体の管理が必要ならVPSを検討してください。
初心者がVPSを選んではいけませんか?
禁止されているわけではありません。
Linuxやサーバー構築を学ぶこと自体が目的なら、初心者がVPSを利用する意味もあります。
一方、WordPressブログを早く公開することが目的なら、VPSの設定作業が目的達成の遠回りになる可能性があります。
まとめ|WordPressならWING、自由なサーバー構築ならVPS
ConoHa WINGとConoHa VPSは、名前は似ていますが目的が異なるサービスです。
WordPressブログ、アフィリエイトサイト、店舗や一般的な企業ホームページなら、ConoHa WINGが第一候補になります。
WordPressかんたんセットアップ、無料独自SSL、自動バックアップなど、Webサイトを運営するための環境が用意されているからです。
一方、
OSを選びたい、root権限が必要、Dockerや独自アプリを動かしたいならConoHa VPSが向いています。
迷った場合は、
「サーバーを使ってWordPressを運営したいのか」
「サーバーそのものを自由に構築したいのか」
で判断してください。
WordPressを始めるだけなら、VPSの自由度まで必要になるケースは多くありません。
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レンタルサーバー全体から選び直したい場合は、
比較・選び方
も確認してください。

